HOMEWORKS / 都市デザイン策定業務
ANALYZE ─ 読む

都市デザイン策定業務

分断されたまちを、
もう一度つなげ直す。
本案件はクライアントとの合意により、団体名および地区名を伏せて掲載しています
視覚的ハブ 連結区間 導入区間
CLIENT
福岡県内/自治体
LOCATION
非公開
YEAR
2025 — 継続中
SCOPE
可視性解析/回遊構造の解析/重点地区の抽出/都市デザイン方針の策定
01 背景

資源はある。
けれど、つながっていない。

駅、歴史資源、商店街、水辺。それぞれ単体では来訪の理由になる要素が揃っているのに、訪れた人が二つ目、三つ目へ足を伸ばさない。地方都市の中心市街地で、繰り返し見られる状況です。

担当部署はこの問題を認識していました。ただ「なんとなく歩きにくい」「なぜか人が流れない」という感覚を、予算要求や議会説明の場で通る言葉に変換できずにいました。整備の優先順位を決める根拠がないまま、要望の強い箇所から順に手をつけるしかない。この状態を変えることが、業務の出発点でした。

02 考え方

歩きにくさには、
必ず構造的な理由がある。

まちの回遊性は、来訪者の意欲だけで決まるものではありません。どこからどこまで見通せるか、駐車場がどこにあるか、道の幅がどう変化するか。物理的な条件が、人の動きをかなりの部分まで規定しています。

感覚を、感覚のままで
終わらせない。

私たちは、その条件を一つずつ定量化しました。感覚として語られていたことに数値を与えると、優先順位が自然に決まります。どこに投資すれば効果が最大化するかが、議論ではなく計算で示せるようになります。

03 用いた手法

4つの解析を、重ねて読む。

単一の指標では、まちの複雑さは捉えられません。性質の違う解析を重ね合わせることで、初めて構造が見えてきます。

優先的に空きを埋めるエリア 実証の起点
設定した回遊ルート 着手すべき地点 既存店舗・空きストック
模式図/ 実際の解析結果は守秘のため掲載していません。手法と読み取り方を示すために作成した図です。
実案件で用いるデータ・ツール:国土地理院 基盤地図情報、3D都市モデル(Project PLATEAU)、depthmapX
04 研究との接続

どこに手を入れれば動き出すかは、
研究で分かっている。

代表は九州大学大学院で、小さな個店やクリエイターが自然と集積していくプロセスを研究してきました。複数のエリアを比較して見えたのは、安く低リスクで挑戦できる余白がある場所に、個性的な店が集まるという法則です。

この知見があるため、私たちは「賑わいをつくる」という漠然とした目標を、「どの区画の、どの規模の空き物件を、どの順番で埋めるか」という具体的な手順に落とすことができます。解析は現状把握のためだけでなく、この手順を設計するために行っています。

05 成果

議論の前提が、
感覚から数値に変わった。

DISCLOSURE POLICY 実績ページでは、クライアントとの合意が得られた範囲のみを掲載しています。契約内容、費用、未公表の計画、および進行中案件の詳細については記載していません。解析結果を含む納品物は、すべて守秘義務の対象です。本案件では、団体名・地区名・具体的な数値の掲載を控えています。
RELATED WORKS
CONTACT

同じ状況に、
心当たりはありませんか。

資源は揃っているのに人が流れない。整備の優先順位が決められない。予算要求で説明する材料がない。まだ構想段階で構いません。まずはエリアの話から始めましょう。

相談する