URBANIX株式会社は、モダンデザインコレクター・永井敬二氏が遺したデザインコレクションを未来へ継承する取組みに、後援・共催という立場で関わっています。2026年5月から7月にかけて、福岡市内で関連する2つのイベントが開催されました。
背景:永井敬二コレクションの継承
2024年、モダンデザインコレクターとして知られる永井敬二氏が逝去しました。氏が遺した膨大なデザインコレクションを未来へ引き継ぐため、一般社団法人プロダクトデザイン研究所(代表理事:山田敦貴氏)やK&DESIGN COLLECTIONを中心に継承活動が進められており、URBANIXもこの取組みに継続的に関わっています。
当社代表取締役の岩淵丈和は、同研究所のデザインセンター準備室にも参画しています。デザインという地域資産をまちづくりへ接続する視点から、今回の2つのイベントを後援・共催しました。プロジェクトの詳細は代表のページに記載しています。
「名作椅子のエクスペディション」都市回遊型デザイン展
2026年5月15日 — 31日
九州大学芸術工学研究院・尾方義人教授の研究室と一般社団法人プロダクトデザイン研究所が主催し、永井敬二氏の膨大なコレクションの中から「名作椅子」に焦点を当てた都市回遊型の展覧会です。福岡・天神エリアを中心に、ONE FUKUOKA BLDG. をメイン会場としてCASSINA-IXCや六本松蔦屋書店、太宰府天満宮、福岡アジア美術館など市内20箇所に椅子を1脚ずつ展示し、「椅子をさがす探検(Chair Expedition)」として、まちを舞台に「探す」「出会う」「知る」を体感できる鑑賞体験を提供しました。入場は無料で、各会場を回りスタンプを集める企画も実施されています。
URBANIXは福岡市とともに本展の後援団体として名を連ね、デザイン資産を単一の展示施設に閉じ込めるのではなく、まち全体に回遊させることで都市の魅力向上につなげる試みを支えました。
永井敬二コレクション継承 ― クラウドファンディング クロージングイベント ―
2026年7月27日
2026年5月14日から7月31日にかけて実施された「永井敬二コレクション継承クラウドファンディング」の締めくくりとして、KBCシネマ(福岡市中央区那の津)およびKBC社員食堂を会場にクロージングイベントが開催されました。URBANIXは、K&DESIGN COLLECTION、KBC UNIEとともに本イベントの共催団体を務めました。
前半はKBCシネマでの上映会・トークショーとして、コクヨ株式会社代表取締役・黒田英邦氏によるインタビュー動画「永井敬二コレクションの価値」を上映したのち、2部構成のトークセッションを実施しました。
第一部|デザインは「地域」の文化になりうるか
井手健一郎氏(rythemdesign代表)/坂下和長氏(デザインウィークエンド福岡主宰)/山田敦貴氏(一般社団法人プロダクトデザイン研究所代表理事)/三木創平氏(K&DESIGN COLLECTION共同主宰)
第二部|ジャパニーズモダンの黎明期から現代そして未来へ
寺田尚樹氏(武蔵野美術大学教授)/二俣公一氏(ケース・リアル代表)
後半はKBC社員食堂での懇親会「永井敬二コレクションから考えるデザイン文化の継承」として、登壇者と参加者がともにコレクションの今後について語り合う場となりました。
URBANIXの視点
URBANIXは、都市デザイン・ファームとして、エリアに眠る資産をデータや空間デザインを通じて可視化し、まちの価値へと転換する取組みを各地で進めています。
永井敬二コレクションの継承は、個人が築いたデザイン資産を「地域の文化資産」としてどう次世代に手渡していくかという、まちづくりと通底するテーマです。
今回の2つのイベントへの後援・共催を通じて、URBANIXは福岡におけるデザインとまちづくりの接続を引き続き支援してまいります。
